放電健康法







 
 
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1.静電気とは
 合成樹脂や合成繊維による静電気で、青い火花がとんだり、手がショックを受けたりする事多い。これは物体の摩擦・接触・剥離などが原因で静電気が発生し、それが放電するためである。この静電気の放電でAT車の暴走・タンカーの爆発・通信傷害・コンピュータの誤動作などが増えてきているといわれている。
静電気の発生は昔からよく行われるように、塩化ビニールやアクリルの板から出来ている物しを、絹の布でこすると前者には(−)、後者には(+)の静電気が簡単に発生し、乾燥した時には容易に1万ボルトを越える静電気となりパチパチ音をたてる。よく経験することであるが、乾燥した日に自動車から降りて、ドアを閉めるとき指先とドアの間で火花がとびショックを受けることがある。これは下車の直前に座席と衣服が剥離して人体が帯電し、アースされている車体の間で放電するためである。例えば帯電している人体が電子機器のキートップやきょう体の一部あるいは付属のプリンタ、フロッタ等に触れて、指先との間で火花がとぶと大きなインパルス状の電流が流れ、それが直接アースへ行かず回路素子や機能的なところに悪影響を及ぼすことが多い。この対策としては当然静電気放電の電流がアースへうまく落ちるように、導通すべきところを確実に導通させ、また絶縁すべきところは確実に絶縁することである。さらに必要なところにパスコンを入れることや、プリント配線板の余地部にベタアースを作るなどの方法が取られている。
静電気は絶縁体上だけでなく導電体上にも発生するが、導電体がアースされていると直ちに静電気はなくなる。 絶縁体上の静電気はアース線が触れている範囲内では静電気が無いように見えるがアース線を除くと静電気は残っている。これは絶縁体上の静電気は導電体・絶縁体のいずれかが近づくかまたは接触するとその方へ引張られて、あたかも除電されたように見えるからである。勿論離すと静電気はそのまま残る。

 

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2.静電気の除去

 

このように絶縁体上の静電気はアースして(−)と(+)の静電気を合わせても、離せば元の状態に戻り、静電気はなくならない。これを除電する方法としては放電させること以外に方法はない。火花をとばす放電ではインパルス性の電磁波が発生するためこの放電をいかに穏やかかつ安全に行うかが重要である。この穏やかな放電を「コロナ放電」という。
日常生活において湿度の高い時期は静電気に悩まされることはない。これは静電気が湿度によって穏やかに放電するためである。ガソリンスタンドで絶えず散水しているのは、空気中に湿度を持たせるためであり、静電気が湿気によって穏やかに放電するからである。しかし絶えず空気中に湿気を持たせることは困難である。そこでコロナ放電を起こさせるものとして各種の導電性繊維(金属細線・金属メッキ繊維・炭素繊維等)が開発されたが十分なものは得られなかった。

日本蚕毛染色株式会社が開発したアクリロニトリル−硫化銅複合繊維(サンダーロン®PAT )は、比抵抗が5.85×10-2-1Ω・・で、直径が15.6〜19μ・で穏やかなコロナ放電に最適の繊維といわれている。この繊維のコロナ放電メカニズムは、帯電体に繊維を近づけると、帯電体と逆の電荷が誘導され、強い電解が生じ周辺の空気が電離される。そしてコロナ放電が起こり帯電体の電荷が中和され静電気が除電されると説明されている。比抵抗が金属に近くなると電流が大きくなり、電撃や火花が発生するため、10-2-1Ω・・付近の値が最適とされている。また放電を細く分散させ同時に強い電界を得るためにできるだけ細繊維が良いといわれている。
 
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